ファストハウスはいらない(前)

2020.09.23.Wed.17:58, auther: shida
category: 良い家と感じる要素, comments(0), -

( 30代夫婦の家・鳥牛之家 :路地の雑然さを増やさないようできるだけシンプルに考えた )

 

 

友達が、神戸の塩屋町というところにいて

家を探しています。

自分の家ではなくて

娘さんがお店をやるためです。

 

「こんなのあるけど、どう?」

と相談されているんですが・・・

 

驚くのはその値段

 

延べ床60〜80m2くらいの中古が

300万〜500万くらいであるんです。

駅から徒歩圏内で。

 

いわゆる”神戸市内”からはずれているし

海に面した斜面地のようですが

それにしても安い。

 

東京と比較できるものじゃないですが

そんな値段で家が買えるなら

(もちろん土地の所有権を買う)

若い人だって買えますよね。

 

手に入りやすいからと

わざわざ建売買う必要ないな、

と思ってしまいました。

 

1000万くらい掛けてリノベすれば

構造補強も断熱補強も水回り変える

事もできるんですから。

まるまる完璧に!というわけにはいかないけど。

 

そうすれば

街の空気を壊さず済みます。

 

家の中は住む人が好きなようにしていいと思います。

でも家の外観、、というか存在そのものは

単純に家主の物とは言えません。

 

ひとつひとつの家が街の”空気”を作っています。

 

「街の空気」というものは

「時間」でもあります。

 

ポン!とひとつ新しく変わると

修復には時間が必要になります。

ですから

街の中にあって家というのは、

用心して街との関係を考え作らないと

いけないと思うのです。

 

ハウスメーカーや建売は

その視点がまったくありません。

 

全部がとは言いません。

「わかっている」会社も

「わかっている」建て主も

います。

 

でも、そうじゃない会社も人も多い。

 

やはり家が商品です。

商品であるからには

それ単体だけに注目します。

そして集中して考える事は・・

 

「それなりのものをそれなりに安く」

 

それを否定はしません。

誰だって安いのはうれしいです。

 

だけど

「安さ」を求めているので

余裕がない・・?

 

うまく説明できないのですが・・

 

「自分の事だけ」って感じがあふれていて。。

 

 

いろんな材料があって

いろんな工法や技術があって

どんな事も実現できてしまう今、

街は

ファストファッションの商品棚のようにも見えます。

 

(つづく)

 

 

−−−−−−−−−

JUGEMテーマ:住宅

−−−−−−−−−

 

家を建てる、

家を買う、

 

大きなお金が必要だし

人生において大きな決断です。

 

だから失敗したくない。

 

もちろんそれは

その通りだし、よ〜くわかります。

だけど気持ちが張り過ぎて

自分を守る意識が強くなり過ぎるようになった時

 

判断基準は「お金」しかなくなってしまうような気がします。

そうなると、必ずいろいろ問題が起りはじめます。

 

 

家づくりの考え方についてコラムを書きました。

読んでみてください。

注文住宅で後悔しないためにやるべきこと

 

少しでもご参考になる事がありましたら

「いいね」クリックしていただけると

励みになります。

 


 

<<prev entry | main | next entry>>

Comments

Leave a comment