「質」とは何か・・

2020.06.29.Mon.18:56, auther: shida
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( 築10年中古購入&リノベーション  i : y o イヨ )

 

 

前回のメール
 

家で一番大切な事は・・

 

で、一番大切な事は

 

家の質

 

と書きました。

 

素材の質、それが作り出す「空気感」の質。

 

では、その「質」って何だ?

と疑問に思いますね。

 

まあ、、、イメージされてるだろうけど

 

無垢材、本物の材料、自然素材

 

実際、そういうものを使うほうがいいので

そういう事なんですが

 

たとえば「木」を考えます。

 

木 と言っても、丸太から

1mm以下に薄〜くした「つき板」と呼ばれる

紙のようなものまで、

本物の木です。

 

「つき板」とは、貴重な木をかつらむきして

うす〜く作りだしたもので

ベニヤの表面に貼り付け使います。

 

壁の仕上げに使う事ありますが

家具屋さん使ったりもします。

 

超高級なものは無垢材をそのまま

使うかもしれませんが

普通は、側面や収納内部や扉に

つき板を張ったものを使います。

 

表面だけ「その木」です。

それが悪いわけではありません。

 

テーブルの天板も、つき板貼りのものがあります。

 

それと、無垢の厚みのある板と比べると

 

感じ方が違います。

「つき板」を張ったほうは

なんとなく薄さを感じます。

 

並べて比べないとわからないかもしれませんが

厚みのある板からは

「充実感」みたいものを感じるんです。

 

 

もうひとつ例を出します。

 

珪藻土と珪藻土クロス。

 

珪藻土は、下地の石膏ボードの上に

中塗り在を塗りその表面に塗ります。

2〜3mmくらいの厚さです。

 

珪藻土クロスは

珪藻土をわずかに混ぜたクロスです。

私はよく使いますが、

厚さでいえば、クロスですから

0.2mmとか、0.3とか、そんなもんです。

 

左官で塗ったものとは、ぜんぜん違います。

(珪藻土クロスを使うのは、別の意味もあって使っています)

 

 

木 と 珪藻土 を例に出しましたが

厚さが違うと感じる事が違うという話しです。

 

厚さのあるものは

「信頼感」を感じます。

「重量」を感じます。

それらが

「充実感」になります。

 

 

全て表面のうす〜い物で作られた部屋と

厚みのあるもので作られた部屋と

想像してみてください。

 

どちらが「安心」できそうですか?

 

たぶん、うす〜い物に対して安心感は湧かないと思います。

 

家とは、仮設のものではないので

「安心感」が大切です。

 

ここまでの話しで

 

要するに

 

質 とは 厚さ

 

と言ってもいいかもしれません。

 

 

ビニールクロスの壁天井で

普通のフローリングの

マンションの部屋を想像してみてください。

 

どこもかしこも「ペタペタしてる」感覚・・・

湧いてきませんか?

「ペタペタしてる」事を意識してしまうと

なんだか落ち着かない感じ、、しませんか?

 

その部屋の床に

厚さ1.5cmの杉板を張ります。

 

杉板じゃなくてもいいんですが

これまで杉板を推薦してきた都合上

とりあえず杉板。

 

それだけで本当に部屋が変わります。

 

目でみて感じるもの・・

足で触れて感じるもの・・

 

まったく変わります。

そして部屋の空気感も。

 

それだけでなんだか「ほっと」できるんです。

家の中の時間も変わります。

あなた自身の気持ちが変わってくるんです。

 

 

家中ぜんぶ無垢材・自然素材を使ったら

本当にいいんです。

でもそれは予算も増える事でもあります。

 

もし・・

床に本物の木を張る事ができないとしたら

 

厚さのある本物の木のテーブルと

無垢の木在で作った椅子を置いてください。

 

部屋の中全部が変わるわけではありませんが

テーブルに座って手を板の上に置いてる間

あなたの気持ちはほっとできるはずです。

 

 

「厚さ」の意味は、もうひとつあります。

 

それは、時間 です。

 

作るのに掛った時間

出来上がるのに掛った時間

この世の中に存在しつづけている時間

 

時間は物ではなく、とどまる物でもありません。

でも、

気がつかないうちにつもっている「塵」のように

積み重なる物でもあります。

 

物の色や状態の変化

使い込まれたわずかな変形やキズや擦れ

 

そんなものが、積み重なる時間 かもしれません。

 

積み重なった時間は

その時間が経たなければ

備わる事ができません。

 

時間の厚み・・・

大切です。

 

ヴィンテージ とか アンティーク とは

時間の厚みをともなっているから

価値があります。

 

木のテーブルと同様に

そういう物でも

私達は、満たされます。

 

 

家の質・・・

 

「質」と感じるものは

あなたと私は違うかもしれません。

 

でも 質 が大切なのは絶対にそうなのです。

 

あなたが「質」を感じるもの

考えてみてください。

 

 

 

 

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