「影」は心地良さの要素のひとつ

2020.03.20.Fri.12:00, auther: shida
category: 良い家と感じる要素, comments(0), -

( 都心の小さな家 LWH002 )

 

 

 

気に入っていた雑誌が、休刊になってしまいました。

発行していた親会社?が破産してしまったので

たぶんもう発行される事はないのでしょう。

 

その雑誌とは

nice things

と言います。

 

こちらで立ち読みできます。

ビューン

 

何が好きだったかというと

まずは写真が好きでした。

 

外人の女性モデルを使った表紙は

構成がシンプルで

芯があって、どこか建築的で

どこか絵画的で

毎回楽しみでした。

 

そして記事。

基本的に何か物作りをしている人達を

取り上げていた雑誌です。

 

取材はとても丁寧にされて、きちんと

それを伝えようするライターや編集者の

気持ちが伝わってくる感じがしました。

 

- - -

今思えば、この雑誌づくりをする人達が

職人のようだったのでしょうね。

そんなふうに感じていて好きだったのかも。

- - -

 

それぞれの写真や記事には、

影・・・悪い意味ではなく、、、がありました。

 

人の気持ちや仕事を

真面目に理解し伝えようとするほど

書く側の気持ちは深くなっていく・・・

そんな気がするんです。

 

それが 影 となる。

 

もちろん

明るさや華やかさを伝える事が目的の場合には

そういう写真や記事になります。

 

これは個人的な感覚ですが・・・

あまりそういうのは 心に残らない。。

心の表面をなでられてざわつきますが。。

 

影があるからといってかならずしも残る

とは言えませんが

なんだか心に中の方?・・深い方に・・

引っ掛かります。

 

家・・ 建築・・ には

光と影というのは必ずセットなのですが

傾向としては、

光が強い、あっけらかんとしてるものが多いし

多くの人はそれを求めます。

 

 

大きな窓で日の光が

隅々まで満ちてるような

リビング・・・

 

多くの人は好きでしょう。

 

でも私は、、、ちょっと辛い感じがしてきます。

 

窓を小さくして光をしぼり、

ちゃんと影があるほうが

ほっとします。

 

暗さって、、、決して悪い事ではないと思うんです。

家というのはそもそも

外と隔て身を守る場所でした。

 

あっけらかんとした家は

家と外をいっしょにしようとするもの。

その場合、

家の中にまた家が欲しくなってしまいます。

わざわざ 影 をつくるようなものです。

 

私は、、、

影があるから心地いい。

 

暗いところ 

という意味ではなく

ほどよい暗さのある場所

という事です。

 

 

 

 

私も前は、明るい家をイメージしていました。

 

暗い 部分がある事が怖かったから・・

と言ってもいいのかもしれません。

 

 

今は、暗さをそれほど怖くないという感覚はあります。

窓がいくつかあれば、そんなに暗くはないんです。

 

昼間・・照明がいらない明るさ

 

それも悪いとは思いません。

でも

昼間に照明をつけて補う事も

そんなに悪い事じゃないな〜

と思えるようになりました。

 

だから、

ほどよい暗さがあってもいいと思うのです。

 

 

歳のせいなのかもしれませんけどね。。

 

 

 

 

**

 

18年前に設計した家をリフォームしました。

先日工事が終わったばかり。

 

写真をホームページに掲載しました。

築18年目のリフォーム K-house

 

大きな工事ではないので

写真も少しです。

 

この家は、どちらかという暗さがあります。

18年前は、なんとか明るくしようと

いろんな事を考えたんですが

都心の密集地で家の回りには空きがあまりなく

結果としてそんなに明るくないんですが

今となっては

程良い

と思います。

 

でも、新しく住むご家族は

明るい照明にしたいようです。

それはそれで、いいと思います。

 

 

 

 

 

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